電動工具ブランド「HiKOKI（ハイコーキ）」を展開する工機ホールディングスジャパン株式会社は、2025年12月9日（火）まで「第2回 HiKOKI BUILDER’S SPIRIT AWARD（ハイコーキ ビルダーズ・スピリット アワード）」の応募を受付中。

本アワードは、電動工具やエア工具を駆使し、過酷な現場で日々奮闘する職人たちにスポットライトを当てる一大イベント。対象となるのは、自身の技術と仕事に誇りを持ち、社会のために汗を流す全ての職人たち。見事受賞を果たした職人には、賞金およびHiKOKIの電動工具が副賞として贈呈されるほか、総合グランプリ獲得者にはムービーコンテンツへの出演権も授与される。現場で培った熱い想いをぶつける絶好の機会が、今年もやってきた。

職人の「熱い志」に光を当てるプロジェクト

「HiKOKI BUILDER’S SPIRIT AWARD」は、単なる技術の優劣を競うコンテストではない。その根底にあるのは、建設業界をはじめ社会や暮らしを支える人々への深いリスペクトだ。

過酷な環境下であっても、高い志を持って現場に立ち続ける職人たち。工機ホールディングスジャパンは、職人の最も身近なパートナーとして彼らを応援し、その仕事の魅力や意義を広く社会へ発信するために本アワードを創設。仕事へのこだわり、喜び、そして業界の未来を拓くアイデアを共有することで、人と組織の成長、ひいては業界全体の発展に寄与することを願っているという。

栄冠への道のり。応募からグランプリ決定まで

自らの仕事への誇りを証明したいと願う職人たちへ向け、応募から最終結果発表までのプロセスを以下にまとめた。

【応募要項】

応募資格は、電動工具・エア工具を使用し、人のため社会のために日々奮闘している職人であること。応募日時点で18歳以上であれば、キャリア年数や職種は問われない。なお、応募は個人のみとなり、企業や団体としての参加は不可。

【選考フロー】

まずはウェブページ上の応募フォームから、仕事に対する熱意を綴る「一次選考（書類選考）」へエントリーする。

応募受付期間：2025年11月14日（金）10:00～12月9日（火）13:00
一次選考結果発表：2025年12月中旬頃

一次選考を通過した職人のみが進める「二次選考」では、映像、音声、テキストなどを用いたより詳細なアピールが求められる。

応募受付期間：2025年12月22日（月）～2026年1月22日（木）
二次選考結果発表：2026年2月下旬頃

【応募カテゴリー】

応募にあたっては、以下の2つの賞から自身の想いに近いものを選択する。

フロンティア賞： テーマは「未来を切り拓き、ありたい姿に挑戦」。自身の未来に向けた挑戦や革新への考えを問う。

スピリット賞：テーマは「魅力、やりがいを感じたエピソード」。働きがいや仕事への前向きな姿勢、体験談を募集。

【選考基準】

審査においては、以下の視点で総合的な判断が下される。

フロンティア賞：成長性、リーダーシップ、時代の必要性、新しい働き方。

スピリット賞：魅力を伝えるメッセージ、前向きな姿勢、模範となる考え。

【最終審査及び結果発表】

二次選考を経て選出されたファイナリスト6名は、2026年3月開催予定の授賞式にて表彰される。各賞の受賞者には賞金30万円と電動工具15万円相当が、そして栄えある「総合グランプリ」には賞金100万円と電動工具30万円相当に加え、副賞としてムービーコンテンツへの出演権が贈られる。

ハイコーキCCO ヒロミさんからのメッセージ
家を建てたり、エアコンを取りつけたり、電気や水道工事もそうだけど、まわりまわって今の生活が成り立っているのは、職人さんが陰で支えてくれているからなんだよね。
みんな快適で安心して過ごせる毎日が当たり前だと思っているけど、当たり前で終わらせちゃダメなんだよ。
ハイコーキ CCO として、当たり前を支えてくれるすべての職人さんにありがとう！を伝えたいし、みんなで一緒に応援して盛り上げていければなぁと思っています。

夢を掴んだ初代王者、前回大会の熱狂

ここで、前回開催された「第1回 HiKOKI BUILDER’S SPIRIT AWARD」の様子を振り返っておきたい。

2025年3月に行われた授賞式では、熱い志を持ったファイナリストたちが集結。その中で記念すべき初代「総合グランプリ」に輝いたのは、群馬県で2級土木施工管理技能士として活躍する小林大希さんだった。

小林さんは賞金100万円と電動工具を手にしただけでなく、副賞として制作されたWEB動画「リスペクトムービー#2」に出演。HiKOKIのCCOであるタレントのヒロミさんとの共演を果たし、その仕事への情熱を多くの人々に届けることとなった。

日本の暮らしを支える「ヒーロー」たちへ

私たちが日々享受している「当たり前のくらし」。蛇口をひねれば水が出ること、スイッチ一つで部屋が明るくなること、雨風をしのげる家があること。これら全ては、決して自然に存在するものではない。過酷な現場で、自らの技術に誇りを持ち、黙々と研鑽を積む職人たちの存在があってこそ成り立つ「奇跡」のような日常だ。

「HiKOKI BUILDER’S SPIRIT AWARD」は、そんな彼らへの敬意を表する場であると同時に、職人という生き方の美しさを再確認する場でもある。一人ひとりの職人が胸に秘めた想いや哲学に触れることは、日本の豊かさを次世代へどう受け継いでいくかを考えるきっかけにもなるだろう。この国の屋台骨を支える職人たちの熱い挑戦に、心からの拍手を送りたい。