夏太り解消にはコンビニ食材で簡単に作れる「夏のタンサ活レシピ」

「タンサ(短鎖)脂肪酸」とは、ビフィズス菌などの腸内細菌が水溶性食物繊維やオリゴ糖などをエサにして作る腸内細菌代謝物質のことで、近年の研究でタンサ脂肪酸には体脂肪の低減、基礎代謝の向上などの抗肥満作用をはじめ、免疫やストレスへの作用など、様々な機能を持つことが明らかになっている。

だがタンサ脂肪酸はそのまま食べても大腸に届かず、健康への作用を発揮しないため、腸内で作り出す必要があるという。その方法は、ビフィズス菌と水溶性食物繊維の摂取。ビフィズス菌などの善玉菌がエサとなる食物繊維を食べて産出するタンサ脂肪酸は、血流にのって全身に広がり認識されることで、抗肥満などの効果を発揮するのだ。

そこで腸の健康と腸内細菌の研究に力を注ぐ江崎グリコが昨年6月立ち上げた「タンサ脂肪酸プロジェクト」では、プロジェクトの一環として、ビフィズス菌と水溶性食物繊維を毎日の食生活に取り入れてタンサ脂肪酸を生み出すための活動「タンサ活」を提案。今回は火を使わずにコンビニ食材で簡単にできて、栄養バランスにも配慮した「夏のタンサ活レシピ」を管理栄養士の柴田真希さんが教えてくれた。

管理栄養士・柴田真希さんが提案する「夏のタンサ活レシピ」

柴田真希氏 プロフィール
株式会社エミッシュ代表取締役。女子栄養大学短期大学部卒業後、給食管理、栄養カウンセリング、食品の企画・開発・営業などの業務に携わり、独立。現在はお料理コーナーの番組出演をはじめ、出版・WEB媒体にレシピ・コラムを掲載する他、食品メーカーや飲食店のメニュー開発やプロデュースなどを手がける。

管理栄養士・料理家 柴田真希氏による“夏のタンサ活レシピ”

ごまだれサラダうどん
※写真をクリックするとレシピが表示されます。

ビフィズス菌入りヨーグルト 計100g
水溶性食物繊維 計2.4g
エネルギー 509 kcal

【ポイント】
「ツナ缶」に変えて、「温泉卵・半熟ゆで卵」や「サラダチキン」などでアレンジもOK!

アボカドキムチヨーグルト和え
※写真をクリックするとレシピが表示されます。

ビフィズス菌入りヨーグルト 計100g
水溶性食物繊維 計2.8g
エネルギー296kcal

【ポイント】
水溶性食物繊維が豊富なアボカドや納豆を食欲そそるキムチとヨーグルトで和えて。そのまま食べてもそうめんにかけても◎。納豆に付属しているたれを使用しなくてもおいしく食べられる!

これからの暑い夏、食べたくなるのはそうめんや冷やし中華といった冷たい麺。でもこれらのメニューは単品料理で、どうしても栄養バランスが崩れやすいのがデメリット。たんぱく質や野菜が不足しがちで、どうしても糖質の摂取に偏ってしまうのが考えものだ。それに冷たいアイスやジュースの摂取、暑さをしのぐために運動や外出を控えた結果の運動不足など、夏太りの原因はほかにもたくさん。そんな夏でも太りにくいカラダを作るのにぴったりなのが「タンサ活」というわけだ。毎年夏太りに悩んでいるなら、ぜひタンサ活で代謝を高めて太りにくいカラダづくりを心がけてみてほしい。

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