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自然と地域の魅力が広がる!「TENOH蓼科」リニューアル&森の力フェス開催

長野県茅野市の豊かな自然に囲まれた「東急リゾートタウン蓼科」。この場所が、自然と地域が調和する新たな共生型リゾートとして再び注目を集めている。2025年7月26日、「TENOHA蓼科」エリアがリニューアルオープンを迎えるのだ。自然と人、地域と都市、それぞれの境界を超えてつながる場を目指し、遊歩道や体験施設、ショップスペースなどが新たな装いに生まれ変わる。

今回のリニューアルで特に象徴的なのが、森の素材とふれあい、自然を学ぶ体験型施設「TENOHA TATESHINA Lab.」の新設だ。森林資源の循環やサステナブルな取り組みをテーマにしたこの施設は、自然の恵みを五感で体験できるプログラムを多数用意し、訪れる人に新たな学びと気づきをもたらしてくれる。加えて、地域の魅力がぎゅっと詰まったショップ「EMMA’s FOOD&GROCERY」も拡張オープン。地元・信州の林業事業体と連携し、森林資源を活用した商品や新鮮な農作物、ジビエなどが並ぶ空間は、単なる観光のお土産店とは一線を画す。さらに、リニューアルを記念して7月26日・27日の2日間には「森の力実験都市 Festival」が開催される。森の恵みを五感で体験し、リラックスや集中力アップなど“森の力”を科学的に楽しめるイベントだ。地域の食や文化、人のつながりを改めて見つめ直すきっかけとなりそうだ。

森と共に学び、遊び、泊まる——自然と地域をつなぐ新たな場へ進化


2025年7月26日にリニューアルオープンする「TENOHA蓼科」エリア。その中心となるのが、森の素材とふれあい、自然を学ぶ体験型施設「TENOHA TATESHINA Lab.」である。施設内には研究所・アトリエ・ギャラリーの3つの機能が用意され、蓼科の森や木に触れて学ぶプログラムが常時開催される。たとえば、地域の樹木を使った精油蒸留や草木染め、植物標本づくりなど、自然の恵みを五感で感じながら学べる体験がそろう。そこで採取された精油や標本はギャラリーにアーカイブ展示され、訪れる人は蓼科の森の多様性や森林資源の循環について理解を深められるようになっている。また、ワークウェアブランド「MARU TO atelier」がアトリエ機能を担い、創作活動を通じた地域交流の場としても活用される。

さらに、施設周辺の遊歩道や遊び場も大幅にリニューアル。グローサリーショップへと続く遊歩道には木製水車が設置され、せせらぎの音に耳を傾けながら自然を感じられる。子どもたちに人気の「魚つかみ」体験エリアも再整備され、専用エリアに放たれた魚を自分の手で捕まえるという貴重な体験が楽しめる。家族連れにとっては自然の中で遊ぶ思い出づくりの場となりそうだ。

加えて、リニューアルの一環として、蓼科東急ホテルには地域産カラマツをふんだんに使った新客室「Karamatsu Classic」が誕生。客室内の建材やアート、アメニティ、さらにスチームサウナに至るまでカラマツ素材にこだわった設えで、ガーデンビューを望みながら五感すべてで蓼科の森を感じられる設計だ。

体験・遊び・滞在——それぞれのシーンで森の魅力を身近に感じられる空間へと生まれ変わった「TENOHA蓼科」。単なる観光地を超え、地域と自然をつなぐ拠点として、より深い価値を持つ場所となりそうだ。

信州の“食”と“暮らし”を体感できる「EMMA’s FOOD&GROCERY」

リニューアルの目玉のひとつが、地域の魅力をぎゅっと詰め込んだショップ「EMMA’s FOOD&GROCERY」の拡張オープンだ。長野県茅野市を拠点とする林業事業体と連携し、森林資源を活かした商品や地元食材を取り揃えるこのショップは、単なる物販スペースにとどまらず、地域の暮らしを身近に感じられる場として生まれ変わった。

店内には、信州ポークを使った自家製ソーセージや高原野菜を挟んだホットドッグを提供する「EMMA’s HOTDOG」が併設され、食事と買い物の両方を楽しめる複合施設として機能している。また、地元で採れた新鮮な農作物やジビエ、環境配慮型の日用品なども取り扱い、訪れる人が蓼科ならではのライフスタイルを持ち帰るきっかけを提供している点も特徴だ。都市部ではなかなか手に入らない自然素材や地元ブランドの商品も充実しており、環境への意識を日常に取り入れるヒントを得られる場所としても機能している。買い物を通じて地域とつながる——そんな体験がここにはある。

自然の恵みを五感で楽しむ——「森の力実験都市 Festival」開催


TENOHA蓼科」エリアのリニューアルオープンを記念し、2025年7月26日(土)・27日(日)の2日間、「森の力実験都市 Festival」が開催される。このイベントは、蓼科の森が持つ力を科学的に探究し、リラックスや免疫力向上、集中力アップなど、自然がもたらす効果を五感で体験できる内容となっている。

会場内では、地域の飲食店が集まるマルシェが開かれ、森の素材や地元食材を活かしたメニューが楽しめるほか、“旅する料理人”として知られる三上奈緒氏によるダイニングパフォーマンスも予定されている。さらに、夜にはナイトシアターや自然素材を使った各種ワークショップも実施され、昼から夜まで森と共に過ごす特別な2日間となる。

初めて訪れる人はもちろん、地元の人々も楽しめる企画が揃っており、自然をただ「見る」だけでなく「体感する」機会となることがこのフェスティバルの大きな魅力だ。観光以上、日常未満の体験を通じて、蓼科の森と人との新しい関係を感じることができるだろう。

「TENOHA(テノハ)」が目指す地域共生のかたち


今回リニューアルを迎える「TENOHA蓼科」は、東急不動産が全国で展開する地域共生施設「TENOHA(テノハ)」シリーズのひとつにあたる。「TENOHA」とは、「手のひら」と「葉」を組み合わせた造語で、人と人、地域と地域が手を取り合いながら新しい価値を育てていく場所を意味している。

全国では、北海道松前町や埼玉県東松山市、東京都代官山などにも展開されており、それぞれ地域の課題解決や活性化をテーマにした取り組みが行われている。TENOHA蓼科においても、自然環境と地域文化を活かした施設づくりを通じ、都市と地方の新しいつながりを生み出す拠点としての役割が期待されている。施設そのものが地域と共に成長していく、そんな思想がTENOHAという名前には込められている。

<施設概要>
■ TENOHA TATESHINA Lab.
所在地:長野県茅野市北山字鹿山4026-2

■ EMMA’s FOOD&GROCERY、ワークラボMORIGURASHI
所在地:長野県茅野市北山字鹿山4026-937-2

■ 蓼科東急ホテル コンセプトルーム「Karamatsu Classic」
所在地:長野県茅野市北山字鹿山4026-2
公式サイト:https://www.tateshinatokyuhotel.com/

自然と地域資源を活かした「TENOHA蓼科」エリアのリニューアルは、単なる施設の刷新にとどまらない。ショップや遊歩道、イベントといった一つひとつの仕掛けに、地域とのつながりや環境への配慮というテーマが丁寧に盛り込まれている点が印象的だ。特に「EMMA’s FOOD&GROCERY」で味わえる信州の食材や、「森の力実験都市 Festival」で体験できる森の恵みは、蓼科ならではの自然と人の距離感を感じさせるものである。

また、このTENOHA蓼科は、東急不動産が全国で展開する地域共生施設「TENOHA」シリーズの一拠点でもある。都市と地方、自然と人、それぞれが手を取り合いながら新しい価値を育む場として、今後ますますその存在感を高めていくだろう。観光と共生、日常と非日常。その間をつなぐ場所としての役割に、引き続き注目していきたい。

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