島を旅する気分に! 無農薬生姜と島の素材で仕立てたクラフト炭酸飲料『徳之島ジンジャーエール』
- 2025/10/13
- ライフスタイル

鹿児島県の奄美群島に位置する徳之島。豊かな自然と独自の生態系を有し、2021年には世界自然遺産にも登録されている。そんな徳之島の恵まれた環境の中で育まれた素材で作られたクラフトドリンク『徳之島ジンジャーエール』が、今、ふるさと納税返礼品として注目を集めている。
無農薬・無肥料で育てた力強い生姜の風味

『徳之島ジンジャーエール』の主役は、徳之島町旭ヶ丘で農業を営む久保さんが栽培する、無農薬・無肥料の生姜。琉球石灰岩土壌による栄養とミネラルを多く含んだ硬水をたっぷり吸って育った生姜は、肉厚で締まっており辛味が力強いのが特徴だ。この生姜に豊富に含まれる「ジンゲロール」は、体を温める効果が期待されており、寒くなる秋冬シーズンには特におすすめの素材である。
自然な甘さとスパイスが織りなす、調和のとれた味わい

糖分には、徳之島産のざらめ糖と黒糖をブレンドして使用。黒糖のみでは風味が強くなりすぎるため、ざらめ糖との組み合わせにより、生姜の味を活かした自然な甘みを実現した。さらにシナモン、黒胡椒、ローリエ、スターアニス、カルダモン、唐辛子という6種類のスパイスを独自にブレンド。島唐辛子を加えることで、後味に心地よい辛みを残しつつ、複雑ながらもバランスのとれた風味に仕上げたという。

実際に飲んでみたところ、まず初めに感じるのは“爽やかさ”。生姜のスッキリした香りとハーブのような癒される香り、そして味わいも澄み切った爽やかさがまず初めに来る。そして次の瞬間、じんわりと広がる辛みとざらめ糖の優しい甘さが広がっていき、心までぽかぽかしてくるような感覚になる。特に島唐辛子がアクセントとなっていて、生姜だけではない深みのある複雑な刺激と余韻を与えてくれる。単に辛めのジンジャーエールというのではなく、生姜や島唐辛子の辛みと、スパイスの風味や黒糖の甘みが絶妙に溶け込み、クセのない爽やかさが後を引く。
そのままでも、カクテルベースとしても

そんなこだわりを感じるジンジャーエールは、ストレートでの飲用はもちろんのこと、アルコールとの相性も抜群だ。ビールと1:1で割っていつもとひと味違うシャンディガフに。ビールの苦みが加わり、複雑な大人の味わいが楽しめる。また、ラム酒やウィスキーで割れば、特別なカクテルにもアレンジできる。
コロナ禍により生まれた島の新たな特産品
『徳之島ジンジャーエール』誕生のきっかけは、2020年に開業を控えていた「徳之島ゲストハウスみち」における出来事だったという。新型コロナウイルスの影響により、開業直後から来島が制限。宿泊客の減少に対応するため、島民が利用できるスパイスカレーのカフェ営業を開始した。その際に地域住民から贈られた無農薬生姜を活用し、ジンジャーエールの試作が始まった。後に伊仙町のふるさと納税担当者からの声かけをきっかけに、島内でオリジナルサイダーを作るタートルベイ醸造と協力し、2020年12月に正式に製品化。現在は、町のふるさと納税返礼品としても選ばれており、来島者のお土産品としても好評を得ている。
商品概要
商品名:徳之島ジンジャーエール
税込価格:3,000円(200ml×6本入り)
ふるさと納税サイト内ページ:https://www.furusato-isen.jp/gift/3540/
商品HP:https://michiguesthouse.com/gingerale
『徳之島ジンジャーエール』は飲んだ瞬間、徳之島の生姜畑や黒糖工場の匂いが漂ってくるような、島を感じる逸品だった。徳之島の風土を感じ、心も身体も温まるような一本を、ぜひ一度味わってみてはいかがだろうか。