とんかつ日本一決定戦で金賞! 茨城のブランド豚「常陸の輝き」のフェアが都内で開催
- 2025/10/29
- グルメ

茨城県が誇るブランド豚肉「常陸の輝き」が、全国のとんかつに合う豚肉“ベス豚”を決めるグルメイベント「とんかつベス豚グランプリ」で、第2位となる金賞を受賞した。この快挙を記念し、「常陸の輝き」の魅力を存分に味わえる「とんかつベス豚グランプリ金賞受賞記念 常陸の輝きとんかつフェア」が、10月29日(水)から来年2月まで、都内のとんかつ店約10店舗で順次開催される。フェア開催に先立ち、10月28日(火)にはメディア向け試食会がフェア参加店舗の一つである「とんかつ太志」(東京都世田谷区)で開かれた。グランプリで高く評価された金賞の味、その実力と魅力に迫る。
約7年の研究が生んだブランド豚「常陸の輝き」とは

「常陸の輝き」は、茨城県と生産者が約7年の研究を重ねて協力開発した銘柄豚。一般の豚肉に比べて霜降り(サシ)が多く、やわらかな肉質が最大の特徴だ。その秘密は、茨城県の養豚研究所が開発した父豚「ローズD1」にある。この種豚の特性により、ロースの赤身にきめ細やかなサシが入りやすくなるという。試食会で説明に立った茨城県農林水産部畜産課の小島技師によると、「一般の豚肉のサシが3%程度なのに対し、常陸の輝きは4%程度のサシが入る」とのこと。さらに、旨味や甘味のもととなるアミノ酸を豊富に含む専用の飼料でじっくりと育てることで、「やわらかさ」「旨味の強さ」「香りの良さ」という三拍子が揃った逸品に仕上がっている。
まずは何もつけずに。肉本来の旨味を味わう極上とんかつ
試食会では、フェア本番で提供される「常陸の輝きロースかつ定食」「常陸の輝きヒレかつ定食」に先駆け、ロースとヒレを半分ずつ盛り合わせた特別定食が振る舞われた。

「常陸の輝き」はサシが多いため、揚げ上がりの肉の色は一般的な赤みよりも淡いピンク色になる。「とんかつ太志」店主の野溝太志氏は、「繊維が細かく、非常に柔らかいのが特徴。一口目はぜひ何もつけずに、肉本来の味を楽しんでほしい」と語る。その言葉通り、口に運ぶと雑味のないクリアな旨味と甘い脂が広がり、驚くほど柔らかい食感が楽しめる。サシが豊富でありながら、後味はさっぱりとしており、まさに極上のとんかつだ。


ミシュラン掲載の名店「とんかつ太志」
試食会の会場となった「とんかつ太志」は、都内の名店2店舗で腕を磨いた野溝太志氏が2016年に独立開業した人気店。2020年には「東京とんかつ会議」で殿堂入りを果たし、「ミシュランガイド東京2020」のビブグルマンにも掲載されるなど、とんかつファンなら誰もが知る名店だ。

住所/東京都世田谷区代沢4-34-12 淡島マンション1F
アクセス/京王井の頭線「池ノ上駅」東口から徒歩約15分
営業時間/11:00〜14:00(閉店)、17:30〜22:00(閉店)※売り切れ次第終了
定休日/火曜・第3水曜
席数/12席(カウンター4席・テーブル8席)
フェア実施店舗情報
フェアは「とんかつ太志」のほか、都内約10店舗で順次開催される。各店が腕によりをかけて調理する「常陸の輝き」のとんかつを、この機会に味わってみてはいかがだろうか。
とんかつ太志(池ノ上)
【実施期間】10月29日(水)~11月11日(火)
常陸の輝きロースかつ定食150g 2,000円(税込)
常陸の輝きヒレかつ定食150g 2,200円(税込)
原宿かつ畔(原宿)
【実施期間】10月29日(水)~11月11日(火)
常陸の輝き とんかつ定食(ロース)150g 1,980円(税込)
常陸の輝き とんかつ定食(ロース)300g 2,530円(税込)
とんかつじゅうろく(田原町)
【実施期間】10月29日(水)~11月11日(火)
常陸の輝き特選ロースカツ単品 2,100円(税込)
常陸の輝き特選ロースカツ定食 2,600円(税込)
※フェア実施店舗は順次追加予定。詳細は、いばらき食と農のポータルサイト「茨城をたべよう」にて案内される。
サイトURL/https://www.ibaraki-shokusai.net/topics/detail/18191
全国の名だたるブランド豚との熾烈な戦いを経て、その実力が証明された「常陸の輝き」。茨城の養豚関係者の情熱と研究の結晶であるこのブランド豚を、都内屈指のとんかつ職人たちがどのように仕上げるのか。とんかつファンならずとも、見逃せない食の祭典となりそうだ。








