お台場が幻想的な光の森へ! 東京都初開催「LIGHT WALK ODAIBA」点灯式に与田祐希が深紅のドレスで登場
- 2025/12/9
- イベント

東京都は12月4日(木)から12月27日(土)までの24日間、臨海副都心エリア全体が光に包まれるイルミネーションイベント「LIGHT WALK ODAIBA」を初開催する。
本イベントは、シンボルプロムナード公園の「夢の大橋」をメイン会場に、全長約2km・約15か所に及ぶ光の回遊ルートを創出するもの。歩くたびにワクワクする光景に出会える、ストーリー体験型のイルミネーションだ。
初日となる12月4日には、夢の大橋にて点灯式が執り行われた。式典には主催者である小池百合子東京都知事をはじめ、スペシャルゲストとして俳優・ファッションモデルの与田祐希さん、テーマソングを書き下ろしたアーティストのasmi(あすみ)さんとRin音(りんね)さん、クリエイティブを担当した特殊メイクアーティストの快歩(かいほ)さんらもが登壇し、華やかに開幕を祝った。
臨海副都心の新たな冬の風物詩へ

開会にあたり、小池百合子東京都知事が挨拶に立った。小池知事は「あれだけ暑い暑いと、毎日バタバタした夏をすっかり忘れそうな、そんな冷え込む今日、この場にお運びくださいまして誠にありがとうございます」と気候の変化に触れつつ、来場者へ感謝を述べた。
続けて、「今日から臨海副都心を舞台にいたしまして、このイルミネーションイベント『LIGHT WALK ODAIBA』、開始でございます。魅力的な水辺、そして景観が素晴らしいですよね」とエリアの魅力をアピール。「新しいステージを迎えました臨海副都心、ぜひこのイルミネーション、みんなでお楽しみいただきたいと思います」と呼びかけた。

続いて、スペシャルゲストの与田祐希が登場。寒空の下、クリスマスを意識したという深紅のロングドレス姿を披露した。司会者から衣装について触れられると、「クリスマスが近いので、クリスマスっぽい赤いドレスで。ちょっといつもより大人っぽくしていただきました」と笑顔を見せた。

点灯式のハイライトは、ゲストと関係者によるスイッチオンのセレモニー。カウントダウンの掛け声に合わせ、登壇者が一斉にスイッチを押すと、会場にはファンタジックな効果音とBGMが響き渡り、夢の大橋周辺のイルミネーションが一斉に灯った。暗闇が一瞬にして幻想的な光の世界へと変わり、集まった観衆からは大きな歓声と拍手が沸き起こった。
点灯式後には光り輝くイルミネーションをバックに記念撮影が行われた。

【フォトセッション参列者(順不同・敬称略)】
東京都知事 小池百合子
俳優・ファッションモデル 与田祐希
港区長 清家愛
江東区長 大久保朋果
品川区長 森澤恭子
アーティスト asmi
アーティスト Rin音
特殊メイクアーティスト 快歩
海浜公園50周年アンバサダー うみのもりすけ
一般社団法人東京臨海副都心まちづくり協議会 理事長 梶原洋
アクアシティお台場 館長 淀川明信
ヒルトン東京お台場 副総支配人 泉澤良次
武蔵野大学教授 石橋直樹
ビー・エム・ダブリュー東京株式会社 代表取締役社長 佐伯要
与田祐希、思い出の地で語る「理想のクリスマスデート」

点灯式に続いて行われたトークセッションでは、与田祐希さんが再び登壇。今回の会場である「夢の大橋」やお台場エリアについて、「グループ(乃木坂46)時代によくライブや収録をさせていただいてました。プライベートでもガンダムを見に行ったり、ガンプラを買いに行ったり、スポッチャに行ったり。遊びにもよく来ていました」と思い出を語った。また、ちょうど1年前にリリースされた乃木坂46の楽曲『Monopoly』のMV撮影地がこの夢の大橋であったことにも触れ、縁の深さを感じさせた。
話題は間近に迫ったクリスマスの予定へ。クリスマスイブがオフだという与田さんは、「特に予定があるわけではなかったので、運動してやろうと思って。ピラティスを予約しました。寒さに負けない体を作りたいと思います」とストイックな一面をのぞかせた。
一方で、理想のクリスマスディナーについて問われると、「ジンギスカンか馬刺し」と即答。「お肉食べたいです」と無邪気な笑顔を見せ、会場を和ませた。理想のデートについては、「いつの日か、肩を組んでイルミネーションの中を走り抜けたい」とユニークな願望を明かした。
また、セッション中にはイベント期間中に会場内の「サーカスキッチン」で販売されるオリジナルメニューの試食も行われた。与田さんが手にしたのは、イチゴとチョコホイップ、マスカルポーネクリームを包んだ贅沢なクレープ。「イチゴが大きいですね!」と目を輝かせ、一口頬張ると「美味しい!久々に食べたんですけど、染み渡りました。イチゴとチョコレートと生クリームっていう、絶対外さない組み合わせで、とても幸せな気持ちです」と絶賛した。

今年1年を振り返る漢字一文字として、与田さんは「幸(さち)」を発表。「乃木坂46を卒業し、新たな一歩を踏み出した1年。卒業コンサートもそうですし、いろんな現場で幸せをたくさん受け取らせていただいた」とその理由を語った。来年の抱負としては、「車の免許を取りたい」と宣言。「スカイダイビングに行くまでの道を運転したいっていう夢があるので、来年にはその夢を叶えたい」と意気込みを見せた。

お台場の夜を彩るテーマソング「Snow Surprise」

トークセッションに続き、本イベントのテーマソングを担当したasmiさんとRin音さんがステージに登場。実際に点灯したイルミネーションを見た感想として、Rin音さんは「普段見るイルミネーションとはひと味違って、めちゃくちゃ可愛くて好き」、asmiさんは「めっちゃカラフル。冬は洋服がモノトーンになりがちなので、これぐらいカラフルだとテンションが上がって嬉しい」と語った。
二人は、今回のために書き下ろしたテーマソング「Snow Surprise」をライブ初披露。楽曲制作についてRin音さんは、「ファンタジーの要素もあるイルミネーションと聞いていたので、等身大の歌詞でありつつ、所々ファンタジーの要素を入れた」と解説。asmiさんも「大切な存在になる人とも、サプライズな出会いをきっかけに街がきらめきだす様子が、このイルミネーションとリンクしている」と想いを明かした。
二人の歌声が重なり合い、物語の始まりを感じさせるような温かくも幻想的なメロディが、冬のお台場の夜空に響き渡った。
ストーリーと共に巡る光の回遊空間
「LIGHT WALK ODAIBA」は、単なるイルミネーションではなく、光に導かれてエリアを回遊する「ストーリー体験型」のイベントだ。約2kmのコースには、光の門「LIGHT GATE」や、話しかけてくる植物などのユニークなスポットが点在。来場者は、特殊メイクアーティスト・快歩さんがデザインした個性豊かなキャラクターたちに導かれながら、メイン会場である夢の大橋を目指す。

夢の大橋には、本イベントの象徴となる巨大な時計台「SEAGULL CLOCK」が登場。東京都の鳥・ユリカモメをモチーフにしたこの時計台は、長い針が12を指すと喜びに満ち溢れた歌を歌い始めるという演出が施されている。また、中に入って楽しめる2つの「LIGHT DOME」や、天気などをモチーフにした光の道「LIGHT ROAD」など、没入感のあるコンテンツが目白押しだ。会場内にはキッチンカーが並ぶ「CIRCUS KITCHEN」も展開され、寒い季節にぴったりのサーモンスープやホットワイン、与田さんも絶賛したクレープなどが楽しめる。

まち全体が輝く、周辺施設のイルミネーション
イベント期間中、臨海副都心エリアの周辺施設でも様々なイルミネーションや限定イベントが開催され、まち全体が祝祭感に包まれる。
中でも注目は、今年秋にオープンしたばかりの「TOYOTA ARENA TOKYO」だ。アリーナ入り口の大階段には、アルバルク東京のクラブカラーである「赤」を中心としたイルミネーションを設置。公式マスコットの「ルーク」もトナカイに変装して来場者を出迎える。

また、「グランドニッコー東京 台場」では、「Noël Élégance(ノエル・エレガンス)」をテーマに、クラシックな金と白を基調とした洗練されたクリスマスデコレーションを展開。2階アトリウム前など、館内が上質な光で彩られる。

この冬、東京都が新たに仕掛ける「LIGHT WALK ODAIBA」。幻想的な光のストーリーと、臨海副都心ならではの開放的な景観が融合した特別な体験は、12月27日まで楽しめる。大切な人と、あるいは一人でゆっくりと、光の物語に迷い込んでみてはいかがだろうか。








