東京・白金台のポップアップ型ショールーム「MuSuBu」で『九州7県うまいけん!』が開催中!八芳園MuSuBuシェフによる限定メニューも

株式会社八芳園の傘下、株式会社八芳園交流コンテンツプロデュース(以下、八芳園交流コンテンツプロデュース)は、同社が運営する白金台のポップアップ型ショールーム「MuSuBu」にて、2024年2月 7日(水)~2月12日(月・祝)までの6日間、九州ポップアップショールーム『九州7県うまいけん!』を開催している。
福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島で構成される九州地方の銘品や特産品の物販に加え、カフェブースでは八芳園MuSuBuシェフによる九州7県の食材をかけ合わせた“九州めぐり”を味わうイベント限定メニューの提供や、「九州お茶&お酒めぐり」と題した飲み比べイベントも行っている。また、各県の文化を体感できるさまざまなワークショップや、店内に設置された7県にまつわる「九州ご当地クイズラリー」など、子どもも一緒に楽しめる内容も用意。開催初日の2月7日(水)、「MuSuBu」2階にて記者説明会が行われ、イベント限定メニューの試食や「MuSuBu」1階で行われているイベントの様子を見てきたのでここにレポートしていこう。

はじめに、株式会社八芳園交流コンテンツプロデュース 取締役 窪田理恵子氏が登壇し、事業内容や同イベントについて説明した。八芳園交流コンテンツプロデュースは総合プロデュース企業 株式会社八芳園の傘下として2023年8月に設立し、10月より事業をスタート。「地域の食文化から新たな交流創造」を実現するため、日本各地域の自治体と連携し、食を中心に交流が活性化するコンテンツをプロデュースしている。

ポップアップ型ショールーム「MuSuBu」では、地域の魅力を磨き上げ、再発見する週替わりのポップアップイベントをこれまで約150以上開催してきた。日本各地域の自治体と、食や地域のブランド力向上などを目的とする包括提携・パートナー協定を結んでおり、直近では2月2日に宮崎県と連携協定を締結。また、これまで熊本市や宮崎市、佐賀県では酒造組合ともイベントを行ってきた。そんな中、コロナ禍が明け、多くの観光客や外国人入国数の兆しが見え始め、これから春の行楽シーズン、さらに大阪・関西万博に向けた来日気運の高まりなどを追い風に「いま一度九州7県が一丸となって魅力を発信していきたい」という九州の各7県担当者の想いに触れ、今回のイベントを実施する運びとなった。窪田氏は「7県全部まとめてやるのは初めて。7県の共通点、そして違いを違いとして見せるのではなく、全部行ってみたいなと見せるにはどうしたらいいかを考えながらイベント初日を迎えた」と語った。また、「これまではこの料理はこの県のこれを使ったという風に、全部違う7種類の料理を1つのプレートに乗せるということをやっていたかもしれないが、そこからだいぶ進化させて、それぞれの県と県の魅力を掛け合わせてメニューにするという形で、今回取り組みをしている」と、各県の魅力を融合させたイベントであることをアピールした。

そんな九州7県の魅力を融合させたイベント限定メニューを手掛けた、株式会社八芳園交流コンテンツプロデュース シェフ 関口裕樹氏が登壇しメニュー内容について紹介。説明会後には試食会もさせていただいた。

 

九州7県を味わう 八芳園シェフ特選ショートコース仕立て ¥2,800円(税込)※ドリンク付き

前菜には、大分県産のしめ鯖に福岡県産のあご出汁ジュレと福岡産の博多なすの種をキャビアに見立てたソースなどをあしらった。しめ鯖の脂にジュレの旨み、ムース状のクリーミーさで酸味とコクが調和されている。

メインは、低温調理した熊本県産の地鶏「天草大王」と鹿児島県産黒豚のコンフィ。そこに長崎県産馬鈴薯と鹿児島県産かぼちゃのエクラゼや大分県産かぼす、洋風タルタルソースを添えた。2種類の肉料理は食べ応えがあり、細部に九州の食材が散りばめられた目にも口にも楽しい一皿。

もう一品は佐賀県産米のお米を福岡県産の赤酢でサラダ仕立てに。粒が大きく冷めてももっちりと美味しい佐賀県のお米を赤酢でさっぱりといただくことができ、メインの肉料理とも相性が良い。

 

九州3大銘茶のタルト ¥700円(税込)
※ドリンクセット¥900円(税込)
※テイクアウトはシャーベットなしで¥600円(税込)

デザートメニューとしては、全国有数のお茶処・九州各地の銘茶をいかしたタルトを用意。福岡県の八女茶・佐賀県の嬉野茶・鹿児島県の知覧茶それぞれの味わいを引き出したクリームやムースはお茶の香りが高くこってりと濃厚な味わい。そこにライチのシャーベットが添えられさっぱりと爽やかにしてくれるバランスのいいデザートプレートだ。

ここで日本茶コーディネーター 岩井 利恵氏が登壇し、九州のお茶の特徴を説明。九州のお茶の特徴として、お茶は暖かい南の方から新茶がとれるため、その年の新茶を一番早く楽しめるのが九州のお茶だ。また、最近人気の高い「知覧茶」の産地である鹿児島県は、お茶の生産高が全国2位。岩井氏は「甘みがありおいしいお茶がたくさんあるというのが九州のお茶の印象」と話した。

またイベント期間中、「九州お茶&お酒めぐり」として飲み比べも開催しており、説明会では筆者もお茶の飲み比べを挑戦することに。今回は長崎県の「世知原茶」、鹿児島県の「知覧茶」、福岡県の「八女茶」が用意され、岩井氏によりそれぞれの特徴がヒントとして出された。長崎県の「世知原茶」は製造工程で一度揉みが少ないため渋みが出にくく、茶葉が曲がっているのが特徴。鹿児島県の「知覧茶」は火入れの作業をしっかりとしたお茶で、飲んだ後の香ばしい香りが特徴。福岡県の「八女茶」は飲んだ時に口の中に青葉の香りが残り、表面を光にかざすとキラキラと光るのが大きな特徴だという。正解は1番が「世知原茶」、2番が「知覧茶」3番が「八女茶」とのこと。筆者には銘柄を当てるのはなかなか難しかったが、それぞれが全く違う味わいなのははっきりと実感でき、飲み比べるのが楽しかった。筆者の個人的感想としては「世知原茶」はお茶の香りと苦味が強く、「知覧茶」はまろやかなお茶の香り、「八女茶」はコクがあり飲みやすいと感じた。

■九州お茶&お酒めぐり 概要
開催日:イベント期間随時開催 ※2月10日(土)~12日(月・祝)は唎酒師が来店
時間:11時00分~18時00分
価格:〈お茶〉九州のお茶3種類飲み比べ ¥800円(税込)
〈お酒〉九州の唎酒コーナーお好み4種類飲み比べ¥1,000円(税込)/1杯300円(税込)

左から、八芳園交流コンテンツプロデュース 取締役 窪田理恵子氏、福岡県東京事務所 大淵里紗氏、大分県東京事務所 三雲早紀氏、佐賀県首都圏事務所 田代理恵氏、宮崎県東京事務所 馬場直弥氏、長崎県東京事務所 金子哲也氏、鹿児島県東京事務所 園屋治氏、熊本県東京事務所 野田孝宏氏、八芳園交流コンテンツプロデュース シェフ 関口裕樹氏

最後に、九州7県の各県担当者が登壇。法被姿の担当者たちは一言ずつ意気込みを語り、イベントに向けてガッツポーズを見せた。

 

イベントの様子(一部)

「MuSuBu」1階の物販コーナーには九州の銘品・特産品がたくさん並ぶ。お茶やお酒などの食品から、工芸品や雑貨など東京ではなかなかお目にかかれない品物ばかり。地元を知り尽くした各7県担当者がセレクトした、各地の銘品に出会うことができる。

カフェブースは、説明会で試食した“九州7県を味わう 八芳園シェフ特選ショートコース仕立て”やデザートのほか、ドリンクなどメニューも充実している。

九州各地のパンフレットも置かれ、実際に九州へ行ってみたい気持ちにさせてくれる。

イベントでは九州各地の伝統文化を体験できるさまざまなワークショップを開催。また、2月10日(土)13:30~14:00、15:30~16:00には熊本県PRマスコットキャラクター「くまモン」が登場。2月11日(日)13:00~はタナカアツシさん島唄ライブなどイベントも行われる。

「九州ご当地クイズラリー」として、店内に掲示された九州7県にまつわるクイズを用意。全7問正解者は九州グッズが当たる巨大ガラポンに挑戦することができる。

九州各地の魅力をまるっと詰め込んだイベント『九州7県うまいけん!』。子どもと一緒に楽しめる体験もあるので3連休にぜひ足を運んでみては?

■九州ポップアップショールーム『九州7県うまいけん!』開催詳細
開催日:2024年2月7日(水)~2月12日(月・祝)
時 間:11時00分~18時00分
場 所:東京都港区白金台 4-9-19 HAPPO-EN URBAN SQUARE 1階&2階
URL:https://www.happo-en.com/musubu/
主催:大分県、鹿児島県、熊本県、佐賀県、長崎県、福岡県、宮崎県
企画・運営:株式会社八芳園交流コンテンツプロデュース
内容:イベント限定メニューの提供、九州お茶&お酒めぐり、九州の文化体験、名産品・特産品の販売、クイズラリー ほか

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