温野菜の2025夏メニューは「夏ふぐ」&「山形恵み豚」が主役! 「しゃぶしゃぶ温野菜」新メニュー試食会をレポート
- 2025/7/12
- グルメ

夏の新メニュー『さっぱりしゃぶしゃぶ 夏ふぐ』と『夏野菜と厳選五種の旨みだし 山形恵み豚しゃぶ』を7月16日から販売する「しゃぶしゃぶ温野菜」が、7月9日にマスコミなどを招いた試食会を開催した。実際の店舗を用いた会場では担当者から本商品のこだわりが語られたほか、両メニューが営業時と同様の形で提供され、その味を1から10まで楽しむことができた。ここでは実際に試食した感想を交えながら当日の様子をレポートしていこう。
北海道産真ふぐ、山形産銘柄豚を使った夏メニューをスタート
上質なしゃぶしゃぶとレパートリー豊富なだしを手軽に楽しめることで人気の「しゃぶしゃぶ温野菜」(以下、温野菜)。この日はまず初めに同チェーンを運営する株式会社レインズインターナショナルで温野菜商品マーケティング部長を務める杉山仁美氏から、7月16日から9月2日までの期間限定で販売される2つの新メニューについて概要の紹介があった。
単品メニューで提供される『さっぱりしゃぶしゃぶ 夏ふぐ』は北海道産の真ふぐを使用。産卵を終えたばかりで身に栄養を蓄える夏のふぐは寒い時期に劣らない美味しさがあるといい、「夏にふぐを食べるというイメージはなかなかないかもしれませんが、非常においしく、さっぱりと食べていただけるメニューになっています」と杉山氏はPR。

一方で、食べ放題コースおよび一人前の御前セットで提供される『夏野菜と厳選五種の旨みだし 山形恵み豚しゃぶ』は、山形県の豊かな自然の中で育てられた三元豚「山形恵み豚」を、鶏と香味野菜で炊いたチキンブイヨンにポーク、昆布、サバ、干しホタテの旨みを加えただしで味わうしゃぶしゃぶ。

夏の野菜である冬瓜とモロヘイヤ、とろろ、ワサビ、さらにデザートのフローズンスモアも加わる盛りだくさんの内容で、「夏休みに入りご家族連れのお客様も増える時期になるので、いろいろな方々が世代を越えてお楽しみいただけるものにしました」と杉山氏はこだわりを語る。
冬瓜、モロヘイヤ、とろろなど、夏に元気を与えてくれる食材たち
続く試食では、今回の限定メニューである厳選五種の旨みだしと、今年4月からグランドメニューで提供されている「真鯛と藻塩の深い旨み淡いろ潮だし」の2種類が各席に用意された。そして両メニューの具材が次々に運ばれてくると卓上には幸福で壮観な光景が広がる。

鍋がぐつぐつとしてきたところで、まずは目いっぱいの野菜をだしの大海原へ投入。そして「生のままでも食べられるふぐなので、さっと軽く3、4秒ほどだしに通して味わってみてください」と杉山氏に促されると、さっそく淡いろ潮だしに『さっぱりしゃぶしゃぶ 夏ふぐ』をくぐらせる。

先ほどの杉山氏の話にあった通り、私も夏にふぐというのは意外な取り合わせだと思っていたが、ぷりっとしていて淡白な白身は食欲が落ちる人も少なくない夏だからこその魅力もある味わいで、温野菜で味わう普段のしゃぶしゃぶにもう一品プラスする際にぴったりな一品だと感じた。

一方、『夏野菜と厳選五種の旨みだし 山形恵み豚しゃぶ』の山形恵み豚は、写真を見ればはっきりと伝わるであろう、しゃぶしゃぶのために生産されたといって間違いのない肉質の美しさ。合わせる厳選五種の旨みだしは先ほどの淡いろ潮だしよりもコクのある味わいで、それぞれの要素が主張し合う強さがしっかりとした旨みを持つ赤身と上品な甘みの脂を併せ持つ豚肉にマッチしている。

本メニューのもうひとつの主役といえるのが二つの夏野菜だ。こちらは冬瓜の場合、半分くらい透明になったくらいが食べ頃とのことだが、両方とも煮込みすぎると箸で掴めないほど崩れやすくなるため、ちょっと集中力が必要という感想。他の野菜との渾然一体を楽しみたいなら全体がトロトロになるまで煮込むのもいいが、単体で楽しみたいならちょうどいいタイミングを見計らって投入したい。

そして隠れたお楽しみといえるのが、温野菜で一番人気の三代目極みだしを使った「極みとろろ」だ。滋養強壮にも良さそうな一品は、しゃぶしゃぶのつけだれにしても良し、野菜の旨みが溶け込んだだしと合わせてとろろご飯にしても良しのユーティリティープレーヤー。実際に肉とともに味わってみると、先ほどまでとは違ったまろやかな味わいになり、さらにワサビを加えると二段階の味変が楽しめた。

締めにやってきた「フローズンスモア」は、クッキー&クリームアイスに炙りマシュマロを乗せた“甘々二重奏”なデザートだ。普段マシュマロと縁の薄い男性の私からすると、まるで数年分のそれを食べたかのような気分にさせられるボリュームが最大の特徴。子どもが喜びそうなビジュアルは、家族や仲間との食事の終わりにもうひと盛り上がりを与えてくれそうな一品だと感じた。

ちなみに、だしだけでなくポン酢の旨さにも感動し、薬味を楽しむなどあれこれ試しているうちに、デザートを前にした段階で予定の終了時間まで残り5分。あっという間にタイムリミットが迫り、おいしいものを前にすると仕事であっても時間を忘れるということを深く思い知らされた試食会であった。
「しゃぶしゃぶ温野菜」2025年夏の新メニュー『さっぱりしゃぶしゃぶ 夏ふぐ』と『夏野菜と厳選五種の旨みだし 山形恵み豚しゃぶ』は、7月16日から9月2日までの期間限定販売。既に猛烈な暑さが続く毎日、快適な空間でしゃぶしゃぶを食べて、夏を乗り切るパワーを得てみては?
【商品概要】
・「さっぱりしゃぶしゃぶ 夏ふぐ」
一皿/税込1,100円
※数量限定
※単品メニューのみ注文の場合は、だし料金として一人あたり別途税込み330円(小学生未満は無料)
・「夏野菜と厳選五種の旨みだし 山形恵み豚しゃぶ」
食べ放題/税込4,378円~
※120分制(90分ラストオーダー)
※小学生未満無料、小学生は半額、60歳以上は500円引き
御前セット/税込2,508円
※一人前の食べきりセット