国立競技場のまわりでも世界陸上を盛り上げよう! 東京都が世界陸上盛り上げイベント「TOKYO FORWARD 2025 for 世界陸上」を開催
- 2025/9/14
- イベント

9月13日(土)から21日(日)までの9日間、陸上競技の世界最高峰の大会『東京2025 世界陸上』が国立競技場で開催。この大会期間中、東京都は国立競技場外構部のステージエリアと都立明治公園のパークエリアにおいて、世界陸上盛り上げイベント「TOKYO FORWARD 2025 for 世界陸上」を開催中だ。
ステージエリアでは、プロランナーの大迫傑選手など豪華アスリートによるトークショーや、Little Glee Monsterのスペシャルライブを展開。さらに、書道、和楽器、殺陣といったJAPANエンターテインメントを体感できるプログラムも用意されている。
パークエリアでは、AIによる運動能力測定やスポーツ体験、『東京2025 世界陸上』のマスコット「りくワン」とのグリーティング、東京産食材を使用したキッチンカーなど、大人から子どもまで誰もが楽しめるコンテンツが目白押しだ。
「TOKYO FORWARD 2025 for 世界陸上」イベント開催概要
日時:2025年9月13日(土)~9月21日(日)
ステージエリア:13:00~18:00頃
パークエリア:12:00~19:00頃
※各日の競技スケジュールにより時間変動あり
場所:国立競技場(東京都新宿区霞ヶ丘町10番1号)、都立明治公園(東京都新宿区霞ヶ丘町内ほか)
参加費:無料
主催:東京都
特設サイト:https://www.tokyofwd2025event.metro.tokyo.lg.jp
ステージエリアには豪華ゲストが日替わりで登場!

国立競技場を背にしたステージでは、日替わりで様々なパフォーマンスやショーが行われる。初日に行われた大迫傑さんとハリー杉山さんのトークショーには、時折雨がパラつく悪天候にもかかわらず、多くの人たちが集まった。
<ステージエリアスケジュール>
■9月13日(土)
14:00~14:30:殺陣パフォーマンス(刀屋壱)
15:00~15:30:スポンサーステージ(森永製菓)
15:50~16:20:書道パフォーマンス(青柳美扇)
16:40~17:10:アスリートトークショー(大迫傑×ハリー杉山)
■9月14日(日)
13:20~13:50:アスリートトークショー(福島千里×ハリー杉山)
14:15~14:45:スポンサーステージ(近畿日本ツーリスト)
15:25~15:55:墨絵 LIVE(茂本ヒデキチ)
16:35~17:05:キッズダンスパフォーマンス(四谷グラッドリ)
■9月15日(月・祝)
13:50~14:20:キッズダンスパフォーマンス(Ciel Star チアダンススクール)
14:50~15:20:祭りパフォーマンス(東京YOSAKOIチーム 燦-SUN-)
16:50~17:20:Little Glee Monster SPECIAL LIVE
■9月16日(火)
14:35~15:05:祭りパフォーマンス(いやさかプロジェクト)
15:35~16:05:サクソフォン四重奏(Seras Saxophone Quartet)
16:45~17:15:和楽器ライブ(AUN J CLASSIC ORCHESTRA)
17:55~18:25:アスリートトークショー(武井壮)
■9月17日(水)
15:00~15:30:サクソフォン四重奏(Seras Saxophone Quartet)
16:10~16:40:殺陣パフォーマンス(刀屋壱)
17:20~17:50:ダンスパフォーマンス(CyberAgent Legit)
■9月18日(木)
15:00~15:30:祭りパフォーマンス(東京YOSAKOIチーム 燦-SUN-)
16:10~16:40:和楽器ライブ(AUN J CLASSIC ORCHESTRA)
17:20~17:50:アクロバティック体操(BLUE TOKYO)
■9月19日(金)
15:30~16:00:祭りパフォーマンス(東京YOSAKOIチーム 燦-SUN-)
16:40~17:10:和楽器ライブ(真秀-まほら-)
■9月20日(土)
13:50~14:20:殺陣パフォーマンス(刀屋壱)
15:00~15:30:キッズダンスパフォーマンス(お台場キッズダンス MEGJAM)
16:10~16:40:祭りパフォーマンス(松本源之助社中)
17:00~17:30:アスリートトークショー(村上幸史×杉谷拳士)
■9月21日(日)
16:30~17:00:祭りパフォーマンス(いやさかプロジェクト)
17:30~18:00:アスリートトークショー(塚原直貴×萩野公介)
プロランナー・大迫傑が語る世界陸上マラソンの見どころ

イベント初日には、プロランナーの大迫傑さんとタレントのハリー杉山さんによるトークショーが開催された。オリンピック3大会連続出場を果たした大迫さんは、満員の観客を前に「久々の人前なんで、だいぶ緊張してます」と語りながらも、世界陸上の魅力やマラソンの展望について熱く語った。
無観客だった2021年の東京五輪を振り返り、「たくさんの応援をもらって、スタジアムもたくさんの人で埋まる。そういう環境の中で、選手たちが走れるっていうことはもう素晴らしいこと」と、観客の前で競技ができる喜びを口にした。
注目のマラソンについては、夏のレースならではの戦術が鍵になると分析。特に、5kmごとの給水所で「どの選手がどのぐらいの水を取っているか」を見るのがポイントだとし、「ただ42.195km走るだけじゃなくて、その辺の戦術技術も大事になってくる」と専門的な視点で解説した。
コースについては、「35キロまでは割とフラット」としながらも、「最後の5キロ、6キロのところで、国立競技場に戻ってくるところになだらかで長い坂があるんですけど、そこで勝負が決まってくる」と、終盤のアップダウンが勝負の分かれ目になるとの展望を語った。
また、レース直前の心境について問われると、「マラソンは何が起きるか分からない。常にその自信を持って、いろんな場面場面で、いい選択をしてほしい」と選手たちにエールを送った。さらに、給水ミスなどで焦りが生じた際に重要になる「諦める力」にも言及し、ランニングだけでなく人生にも通じる深い洞察を示した。
最後に、観客からの応援については、「名前を呼ぶのが一番強力なんじゃないかな」とアドバイス。沿道からの声援が、過酷なレースを走る選手にとって何よりの力になると語り、トークショーを締めくくった。
見て、触れて、味わう!多彩なコンテンツが揃うパークエリア

都立明治公園のパークエリアでは、さまざまな体験コンテンツやブースがを展開。
<体験する>
・デフスポーツ体験
・DigSports(AIで運動能力を測定)
・的当て!やわらかやり投げ
・モルック体験
・街なかパラスポット
・GRAND CYCLE TOKYO
・Shibuya pickleball spot
・縁日

最先端のAI技術を活用して運動能力を分析し、あなたに最も適したスポーツを提案する「DigSports」。

実際にやり投げ選手が練習でも使用している“ジャベリックボール”を的に狙って投げる「的当て!やわらかやり投げ」。

フィンランド発祥のスポーツ“モルック”を体験。

12月開催のライドイベント「レインボーライド2025」出走権が抽選で当たるバーチャルサイクリング体験「GRAND CYCLE TOKYO」。

縁日ではスーパーボールすくい、水鉄砲射的、手裏剣投げ、扇投げが楽しめる。
<知る&学ぶ>
・東京・日本の魅力発信
2050年ゼロエミッション東京の実現に向けたHTT(電力を へらす つくる ためる)の取組の紹介や、SAF(持続可能な航空燃料)の原料となる使用済み食用油の回収をブースで実施。そのほかにも多摩・島しょ地域の魅力発信、東日本大震災や能登半島地震で被害を受けた岩手県、宮城県、福島県、石川県の4県の魅力を伝える「復興応援 被災地PR」コーナーなどを設置。
<見る&触れる>
・パフォーマンスゾーン

『東京2025 世界陸上』のマスコット「りくワン」とのグリーティングは連日開催。そのほかにもジャグリングや曲芸、手品など様々な催しが日替わりで行われる。
<味わう>
・キッチンカー

石川県能登からやってきた18Bunch(ジュウハチバンチ)のキッチンカー(写真右)は、9月13日〜16日に登場。シフォンケーキに卵サラダをサンドしたシフォンサンドがおすすめ!
「TOKYO FORWARD 2025」は、スポーツの価値や東京の魅力を伝え、「誰もが輝くことができるような、そんなインクルーシブな社会の実現」を目標とする東京都のイベントだ。世界最高峰の戦いが繰り広げられる国立競技場の熱気を、会場の外でも感じられる「TOKYO FORWARD 2025」に、ぜひ立ち寄ってみてはいかがだろうか。