モスバーガー、黒毛和牛を一頭丸ごと使ったプレミアムバーガーを100万食限定販売

今年50周年を迎えたモスバーガーが、12月28日から100万食限定で「一頭買い 黒毛和牛バーガー ~特製テリヤキソース~」の販売を開始する。

「一頭買い 黒毛和牛バーガー ~特製テリヤキソース~」は、円安やウクライナ軍事侵攻などの影響で原材料費が値上がりし、“ミートショック”とも呼ばれる輸入牛の価格高騰が続く中、円高時にはなかなか手を出せない上質な国産牛にスポットを当て、さらに一頭買いして仕入れコストを抑えたことで実現した50周年記念企画メニューだ。

“一頭買い”と謳う企画はよく目にするが、通常はサーロインやヒレなどステーキや焼き肉に使われる高級部位のみ使用され、その他の部位はミンチにして活用されることがほとんど。つまり、ファーストフードであるハンバーでは“その他の部位”が使われるのだが、今回は状況が少し違う。なんと、普通ならハンバーガーには使用されることのないサーロインなどの高級部位を含む、和牛の全19部位を丸ごと使用した本当の“一頭使い”なのだ。全部位を使うことにより、歯ごたえのある赤身とジューシーな脂身のバランスが取れ、これまでのハンバーガーではなし得なかった“良いとこどり”なパティが仕上がった。

また、このパティに合わせて「特製テリヤキソース」も新たに開発。醤油と白味噌ベースのテリヤキソースにトマトのペースト&ピューレを入れて甘みと酸味を深くし、甘酒を加えることでコクと奥行きを。さらに隠し味には黒毛和牛から作られた格之進の牛醤(ぎゅうしょう)を使用し、ソースとパティの相性を高めたという。

発売に先駆けて12月21日に都内某所で行われた記者会見にはモスバーガーを展開する株式会社モスフードサービス マーケティング本部長の安藤芳徳氏と、“肉おじさん”こと千葉祐士氏(格之進を運営する株式会社門崎 代表取締役社長)が登壇。「一頭買い 黒毛和牛バーガー ~特製テリヤキソース~」に使われた部位を前に、「一頭買い 黒毛和牛バーガー ~特製テリヤキソース~」開発の背景などを熱く語った。

株式会社モスフードサービス 上席執行役員 マーケティング本部長 安藤芳徳氏
「今回のバーガーのパテの中には、サーロインやヒレなどの高級部位が15%ほどの割合で入っています。これは、まだどこでも出会ったことがないものだと思います。モスバーガーから年末の皆さんへのギフトだと思っていただければうれしいです」

株式会社門崎 代表取締役社長 千葉祐士氏
「テリヤキソースに使用されている牛醤は、黒毛和牛の熟成肉を原料にしてつくったものです。液体にすることでアミノ酸は30倍に増えています。これがお肉の旨みをさらに後押ししてくれます」

「一頭買い 黒毛和牛バーガー ~特製テリヤキソース~」に使用されている黒毛和牛の全19部位。

発表会の終わりには試食会も行われた。実際に食べてみたところ、やはり普段食べ慣れたパティとはひと味もふた味も違った、これまでのハンバーガーでは体験したことのない味わいだった。ひと言で言うなら「プレミアムなハンバーガー」といったところだろうか。年末年始のプチ贅沢にぜひ。

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