パナソニックの調理家電シリーズ「ビストロ」に理想的な炊き上がりを実現する炊飯器が登場

料理のスキルや自信がない人でも、手間をかけたようなおいしい料理が簡単に作れるパナソニックの調理家電シリーズ「ビストロ」に、可変圧力IHジャー炊飯器が登場。

おいしいごはんを炊くための決定要因は「お米」「水」「火加減」の3つとされているが、いくらお米や水にこだわったとしても、おいしく炊ける日もあればそうじゃない日もあると感じている人がほとんどなのでは? 実はお米は保存方法によって状態が日々変化していて、昨日うまく炊けたとしても今日は炊けない可能性があるものなのだ。重要なのは、お米の状態に合わせて火加減と圧力加減を調整することなのだが、素人、いや常人にとってそんなことは不可能。だって、「今日のお米の状態はこうだな」なんてわかるはずもないのだから。

そんな炊飯の悩みを解決してくれるのが、今回登場したパナソニックの「可変圧力IHジャー炊飯器 ビストロ」だ。リアルタイム圧力センサー、沸騰検知センサー、釜底温度センサーの3つのセンサーで釜内を見張り、状況を解析するビストロは、お米に合わせて最適な火力と圧力にコントロールする「ビストロ匠技AI」によってプロが理想とする最高の炊き上がりを家庭でも実現してくれる。

このビストロ匠技AIは、沸騰にかかるスピードでお米の状態や米・水量のばらつきを解析することで火加減を20通り、電圧を2通りの段階で調整。さらに加圧・減圧にかかるスピードからお米の状態や釜内の水分量を解析することで圧力加減は240通りに調整されるという。つまり、20×2×240=9,600通りの炊き方が自動的に行われるのだ。

また、これらのソフトウェア的な進化に加え、ハード面でも新たな技術が導入された。それが「加圧熱風ポンプ」。これは本体側部から吸入した外気をヒーターで加熱し、その熱風を噴射して加圧するもの。従来は炊飯時の水蒸気を閉じ込めることで加圧していたが、これだと水蒸気量が少ない場合の加圧に時間がかかり、最適なタイミングで加圧できなかった。ところが加圧熱風ポンプでは、吸入した外気を熱風にして釜内に送り込むことで瞬時に加圧することが可能になり、お米に合わせた圧力加減の調整幅が拡大したのだ。これを駆使することで、

<水分量少ない>
高圧高温沸騰で粘りと甘みを引き出し、高温短時間の追い炊きでみずみずしさを残す

<水分量多い>
控えめの加圧沸騰で水分の浸透を促進し、適度な蒸気量の追い炊きでハリをだす

といった、まさに匠の技が自動で行われるようになったというわけだ。

可変圧力IHジャー炊飯器 ビストロ Vシリーズ
製品発表会に登壇したミシュラン三ツ星 日本料理「かんだ」の神田裕行さん(左)とPanasonic Cooking @Lab 炊飯部の山中百合恵さん
試食タイムでは、可変圧力IHジャー炊飯器 ビストロで炊いたごはんを神田さんが自らよそってくれた。

神田さんがよそってくれたごはん。昔のお米は糖質が少なかったため炊き上がったらおひつの中で混ぜていたが、改良された現在のお米は糖質が高く、粘りも高いので混ぜると逆によくないという。実際、神田さんは炊き上がったままのごはんをそのまますくってよそっていた。

パナソニック炊飯器の最高峰ともいえる「可変圧力IHジャー炊飯器 ビストロ」。これで炊いたごはんを今回は実際に食べてみたわけだが、一粒一粒が立っている感じで、神田さんが理想として掲げる「筋肉質なごはん」というイメージがぴったりだった。それはつまり、「ふっくら」しつつ「存在感のある粒立ち」のごはん、と言えばイメージが掴みやすいだろうか。日々、お米は改良されておいしくなっているはずだが、その味わいをちゃんと引き出せるかどうかは炊き方次第。そしてそれを理解したとしても、いつでも上手に炊けるとは限らないのが炊飯道の奥深いところ。いつ極められるかわからない道をむやみに突き進むより、「可変圧力IHジャー炊飯器 ビストロ」の力を借りたほうがよさそうだ。

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