6割が実際に行動!“連休×婚活”に見るリアルな本音と成功の鍵
- 2025/5/18
- ライフスタイル

連休が訪れると、ふと心に余白が生まれる。旅行や帰省など、特別な予定が入ることも多いが、それ以上に「今の自分」を振り返る静かな時間が訪れるのも、長期休みの特徴だ。普段は仕事に追われ、余裕を持てなかった分だけ、自分の将来や人間関係に思いを巡らせる人も多いのではないだろうか。
特に、独身であることに焦りや不安を感じ始めている人にとって、こうした時間は「婚活を始めようかな」と考えるきっかけになることもある。まとまった時間がとれる今なら、一歩踏み出せる気がする。そんな心理が、長期休みという特別なタイミングに婚活を後押ししているのかもしれない。
では実際に、どのくらいの人が長期休みを“婚活のチャンス”と捉えているのだろうか?また、どのような手段が支持され、どのようなサポートが求められているのだろうか?そこで今回、株式会社サンマリエ(https://www.sunmarie.co.jp/)は、婚活をしたことがある会社員1,005名を対象に、「長期休み×婚活」に関する調査を実施した。
婚活を始めた理由は「年齢」と「将来への不安」

そもそも、人はどのようなきっかけで婚活を意識するのだろうか。今回の調査では、「婚活を意識したきっかけ」についても尋ねられている。最も多かったのは『年齢やライフステージを意識した(60.8%)』という回答で、続いて『将来に不安を感じた(37.5%)』『周囲に影響された(30.2%)』が上位を占めた。この結果から見えてくるのは、婚活への動機はテレビCMやイベントといった外的な刺激よりも、自分の内面や環境の変化に起因する意識の変化であるということだ。
特に「年齢」という軸は大きく、30代を迎えるタイミングや、友人・同僚の結婚ラッシュといった“人生の節目”が、婚活への第一歩となるケースが多いようだ。また、「婚活を始めてからどのくらい経つか」という問いに対しては、『1か月未満(3.4%)』『1~3か月未満(11.2%)』『3~6か月未満(13.1%)』と続き、半年未満の活動者は合計で約28%となった。一方で、『現在は婚活をしていない(46.0%)』という回答も多く、婚活を経験しても継続的に取り組んでいる人は半数以下にとどまることがわかる。
この傾向から、婚活は「強いきっかけ」がないと長続きしにくく、短期的な成果を求める傾向があることがうかがえる。では、そうした婚活において“長期休み”というタイミングは、どのような影響をもたらすのだろうか──。
「長期休み=婚活日和」な理由とは? 7割が意識の高まりを実感

調査結果によると、「長期休みは婚活を意識しやすくなるか」という問いに対して、実に約7割(70.8%)の人が『とてもそう思う』『ややそう思う』と回答した。これは、ゴールデンウィークや年末年始などの長期休暇が、婚活への意識を高めるきっかけになっていることを示している。
特に、普段は仕事に追われがちな会社員にとって、長期休みは貴重な“自由時間”だ。精神的にも物理的にも余裕が生まれるこの時期に、自分の将来や人生設計を見直し、「そろそろ婚活を始めようかな」と思い立つ人が多いのだろう。

実際に、「長期休みに婚活をしたことがあるか」と尋ねた設問では、過半数を超える56.5%が『はい』と回答。意識の高まりが、行動にもつながっていることがわかる。さらに、「長期休みに婚活をした理由」として最も多かったのが『まとまった時間がとれて活動しやすかったから(54.8%)』。次いで、『婚活イベントが多かったから(41.0%)』『気持ちの切り替えがしやすい時期だから(29.6%)』と続いた。
この結果から、長期休みは時間的な余裕と気持ちのリセットという面で、婚活を始めるには絶好のタイミングであることが浮き彫りとなった。
会う派?アプリ派?いまどき婚活のリアルとオンライン事情

長期休み中に利用された婚活手段について尋ねたところ、最も多かったのは『婚活パーティー(40.1%)』、次いで『婚活イベント(35.6%)』『婚活サイト(28.2%)』という結果になった。このことから、長期休みには“対面型”の婚活手段が好まれる傾向があるといえる。平日は仕事に追われ、画面越しのやり取りが中心になる現代のビジネスパーソンにとって、休日はリアルな交流を求めるタイミングでもある。まとまった時間が確保できる長期休みは、直接会って話すことができるイベント型婚活への参加ハードルを下げてくれるのだろう。

一方で、「もっとも効果的だった婚活手段」を尋ねた設問では、『マッチングアプリ(23.8%)』がトップに。『友人・知人の紹介(15.2%)』『婚活パーティー(15.0%)』が続いたが、オンライン上で出会いを探す“デジタル婚活”も確かな支持を得ている。
実際に、マッチングアプリが評価された理由には『相手と自然な交流ができた』『複数の人と効率よく知り合えた』『相手とじっくり向き合えた』などが挙げられており、単なる効率性だけでなく、関係性の深まりも重視されていることがうかがえる。対面か、オンラインか——。長期休みという特別なタイミングでは、それぞれの手段が“時間と心理的余裕”を軸に選ばれているのかもしれない。
婚活、始めたけれど続かない?その理由とサポートの必要性
今回の調査では、婚活経験者の約半数が『現在は婚活をしていない(46.0%)』と回答している。また、「婚活を始めてからの期間」では『1か月未満(3.4%)』『1〜3か月未満(11.2%)』『3〜6か月未満(13.1%)』と、半年以内の短期活動にとどまっているケースが多く見られた。この傾向から浮かび上がるのは、婚活が“続かない”という現実だ。
始めてみたものの、出会いがうまくいかなかったり、日常の忙しさに飲まれてしまったりして、活動をフェードアウトしてしまう人も多いのだろう。特に、仕事を持つ会社員にとって、婚活のための時間やエネルギーを捻出し続けるのは容易ではない。

そうした課題感に対して、調査では「長期休みにあったらうれしい婚活サポート」も尋ねられている。上位に挙がったのは、『デートの日時や場所のセッティング代行(25.2%)』『服装やメイクのアドバイス(22.8%)』『短期集中型のマッチングサポート(19.6%)』など、実践的で“すぐに使える”サポートだ。
この結果は、「出会いの場」だけではなく、その後の関係構築まで見据えたサポートが求められていることを示している。限られた時間を有効に使いたいという思いが強いからこそ、準備や段取りを代行してくれるサービスに高い期待が寄せられているのだ。
調査概要:「長期休み×婚活」に関する調査
調査期間:2025年4月18日(金)~2025年4月21日(月)
調査方法:PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
調査人数:1,005人
調査対象:調査回答時に婚活をしたことがある会社員と回答したモニター
調査元:株式会社サンマリエ(https://www.sunmarie.co.jp/)
モニター提供元:PRIZMAリサーチ
「いつかは」と思いながら、なかなか始められないのが婚活
仕事やプライベートに追われる毎日の中で、出会いに向き合う余裕を持つのは難しい。そんな日々を過ごす人にとって、長期休みは“自分と向き合うためのチャンス”として機能しているのかもしれない。
今回の調査からも、長期休みが婚活の意識を高めるタイミングになっていることが明らかになった。実際に行動に移した人の多くが、「まとまった時間がとれる」「イベントが多い」などの理由で婚活に取り組んでいた。さらに、マッチングアプリやパーティー、友人の紹介など、自分に合った手段を選び、短期間で成果を感じた人も少なくない。また、婚活が長続きしないという課題に対しては、「出会いのセッティング代行」や「印象アップのアドバイス」といった、具体的で即効性のあるサポートへのニーズが高まっている。婚活において、最初の一歩を踏み出す勇気と、その先のフォロー体制があれば、行動へのハードルはぐっと下がるはずだ。
今年の長期休み、自分のこれからを見つめ直すその時間に、“パートナー探し”という選択肢を加えてみるのも、一つの有意義な過ごし方ではないだろうか。