料理の時間を“特別”にする一本! HIKAの新作ダマスカス包丁「結彩」がCampfireで先行販売
- 2025/11/21
- ライフスタイル

料理をするとき、私たちは無意識のうちに“手に馴染む道具”を探している。切れ味の鋭さや扱いやすさはもちろん、調理する時間そのものを心地よくしてくれる存在かどうかは、実は毎日の小さな幸福感に大きく関わっている。しかし近年、便利さを追求した大量生産品が市場の大半を占め、道具に宿る“作り手の温度”を感じる機会はめっきり減った。そんな時代だからこそ、職人が丁寧に仕上げた包丁の価値があらためて見直されつつある。
大和グラビヤ株式会社が立ち上げたブランド「HIKA(燈嘉)」は、まさにその潮流の中で誕生した。軟包装パッケージの印刷・加工を主軸とする同社が、「人の手の温度を未来へつなぐ」という理念のもとに立ち上げたコンシューマーブランドである。“燈”は灯り、“嘉”は喜びと誇りを意味し、伝統工芸の価値を現代の生活に再び取り戻す試みを象徴している。
今回、HIKAが発表した新作「HIKA-結彩(ゆいさい)」は、前作「百年之極味」に続くクラウドファンディング第2弾として企画された本格ダマスカス包丁だ。ただ切れるだけの道具ではなく、「人と想いを結び、料理の時間に彩りを添える」というテーマを軸に、岐阜・関の職人が一本ずつ手掛ける逸品である。Campfireでの先行販売が始まり、手仕事の美しさを求める生活者の注目を集めている。
HIKA(燈嘉)が掲げる“手仕事の灯り”という哲学

HIKAというブランド名に込められた意味は象徴的だ。“燈”は「想いを絶やさず照らし続ける灯り」、「嘉」は「喜びと誇りを次代へ伝える」ことを表している。大量生産が主流となった現在、伝統工芸が持つ“人の手の温度”は希少性を増しつつある。HIKAはその価値を丁寧に掬い上げ、「道具そのものが文化の架け橋となる」ことを目指しているという。包丁を単なるキッチンツールではなく、使い手と職人をつなぐ存在として捉える姿勢は、同ブランドの核である。
人と想いを結ぶ一本 新作「結彩」に込めた願い
“結”と“彩”。今回の新作に付けられた名は、象徴的かつ機能的な意味を併せ持つ。“結”には職人と使い手、人と道具、日本と世界を結ぶ願いが込められ、“彩”には料理時間を豊かに彩る美しさが託されている。前作「百年之極味」が“時間の深み”をテーマにしていたのに対し、結彩は“人と想いのつながり”を主題に設計された点が大きな違いだ。素材から研ぎ、フォルムまで、一本の中に技と心、伝統と暮らしを結び合わせるという思想が貫かれている。
三つの特徴で見る「結彩」の実力

■使いやすい刃渡りと八角柄ハンドル
刃渡りの長さや重心の位置が細かく調整され、扱いやすさを追求している。ブレードとハンドルの継ぎ目の仕上げも丁寧で、長時間の調理でも疲れにくいグリップ感を実現している。家庭料理を日常的に行う人にとって、使い続けるほど手に馴染む設計といえる。

■洗練されたダマスカス模様 × 鎚目デザイン
何層にも重ねた鋼材が織りなす美しい“波紋”。光の角度で表情が変わる立体感に加え、鎚目(つちめ)加工によって食材の刃離れも向上している。その造形美はキッチンに置くだけで存在感を放つ。見た目の美しさと機能性を両立した一本だ。

■食材の食感を損なわない圧倒的な切れ味
刃が食材にスッと入る初期切れが際立ち、水分や繊維を潰さないため味が変わるほどに仕上がりが良い。断面の美しさは視覚的な満足感だけでなく、料理そのものの味にも影響を与える。岐阜・関の職人が一本ずつ仕上げる包丁として、その切れ味は大きな魅力である。
超早割・早割で手に入る、職人包丁の新作

プロジェクトは2025年11月21日から2026年1月21日まで実施されている。超早割・早割が用意され、三徳包丁、ペティナイフ、2本セットなど複数のリターンが選べる。さらに、研ぎ直しサービスや和紙ギフト箱といったオプションも魅力的だ。価格設定は丁寧な手仕事を届けるという理念に沿いながらも、生活者が手に取りやすいよう配慮されている。
プロジェクト概要
URL:https://camp-fire.jp/projects/888044/preview
期間:2025年11月21日(金)10:00~2026年1月21日(水)22:00
目標金額:200,000円
リターン配送予定月:2026年6月末より順次配送予定
リターン(全て税込・送料込価格):
▼Campfire超早割(数量限定)
・三徳包丁(単品)
<10名様> 13,100円(定価18,900円→30%OFF)
・ペティ包丁(単品)
<8名様> 11,550円(定価16,700円→30%OFF)
・三徳+ペティ2本セット
<5名様> 22,660円(定価32,700円→30%OFF)
▼Campfire早割(数量限定)
・三徳包丁(単品)
<50名様> 16,280円(定価18,900円→13%OFF)
・ペティ包丁(単品)
<27名様> 14,520円(定価16,700円→13%OFF)
・三徳+ペティ2本セット
<5名様> 28,160円(定価32,700円→13%OFF)
▼オプション(任意購入)
・研ぎ直しサービス(1回分)2,500円
※切れ味が劣ってきた際に職人による研ぎ直しを実施
・贈答用 和紙箱(1箱)1,500円
※和紙を使用した高級感ある専用ギフト箱
背景にある“伝統産業を未来へつなぐ”という覚悟
大和グラビヤは1957年に創業し、食品や化粧品向けパッケージ印刷を得意としてきた企業である。同社のルーツは美濃和紙の産地・岐阜県美濃市にあり、創業の原点に立ち返るかたちでコンシューマー事業部が立ち上げられた。全国の伝統工芸品のブランド化や販路拡大を手がける同部門が、職人の高齢化で希少になりつつある本物の包丁を次世代へつなぐために今回のプロジェクトを企画したという。
結彩が示す、これからの“丁寧な暮らし”
HIKA-結彩-が投げかけるのは、「私たちは日常の道具に何を求めるのか」という問いである。切れ味や握りやすさといった実用性はもちろん大切だが、道具に宿る職人の技や想いが、使う人の心に静かに作用することも確かだ。一本の包丁がもたらす“丁寧に暮らす感覚”は、忙しない日常の中で失われがちな豊かさを取り戻すきっかけになる。
本プロジェクトの背景には、伝統産業を未来へつなぎたいという企業としての強い意思がある。大量生産の時代にあって、手間暇のかかった本物を次代へ残す挑戦は決して大きなものではないかもしれない。それでも、使い手が包丁を手に取るたび、そこに込められた技と誇りが確かに息づく。HIKA-結彩-は、道具が人の暮らしを支えるという当たり前の価値をもう一度思い起こさせてくれる包丁である。








